おしゃれを忘れていました

小さい子の子育てをしている時期は、毎日、子供との生活なので、靴はヒールのない、運動靴、服は汚れてもいいように、カジュアルなものとなっていきました。

行く場所も、児童館や公園とジーンズとトレーナーという格好が一番動きやすく、すぐ、洗濯もできて、便利ではありました。

ある日、子供といつものように、子供の友達とその母達と公園で遊んで帰宅するときに、きれいなOLのお姉さんと駅前ですれ違いました。

まさか、知り合いだとは思わなかったのですが、同じ職場で働いていた、女性でした。

その女性は私を見るとハッと息を呑んで、びっくりした表情を浮かべたあと、何事もなかったかのように取り繕ってにこやかにおしゃべりして帰っていったのです。

でも、彼女が思ったことははっきりと伝わりました。

私が職場でしていた化粧や服装とはまるで違う姿で現れたので、びっくりしたのだと思います。

ひょっとすると、彼女は、「結婚して、子供を持つとあんなに所帯染みるなら、私は結婚しなくていい。」とすら、思ったかもしれません。

その日の夜、私は久々に、顔のパックをして、マニキュアをぬりました。

そして、その週末には子供をだんなに任せ、デパートに行き、よそ行き用の靴と服を買ってきました。

子育ては大切だけど、やっぱり、女としてきれいでいることも大切だということを痛感しました。